週末田舎暮らしを考えてる人のなかには、こういう悩みがあるのではないしょうか?
- 親の遺産で田舎の家が空き家になって管理をどうするのか検討している。
- 田舎暮らしを体験してみたいけど移住までは考えていない。
こういう悩みがある中高年の人は、今の時代すごく多いです。
今回はこういった悩みが良い方向に解決できるために
私が24歳で婿養子となり田舎へ嫁いで20年以上暮らしている経験を活かし、
実際に私の地域でも起こっている実体験も含めて解説します。
週末田舎ぐらしは、やってはいけない

なぜお勧めしないのか、結論を言います。
管理が大変だからです!
実際、私の近所の事例を紹介します。
近所に住んでいた方が2年前に亡くなりました。
- 70代前半の年配の女性で独り暮らし。
- 家は農家で家の周りに農地があり農業をしている。
- 旦那さんは10年くらい前に亡くなってそれからずっと独りで住んでいる。
- 息子(Aさん)と娘さんがいますが両方とも結婚して別で家を建てて住んでいる。
- Aさんは隣町で住んでいて、たまに農業の手伝いに来ている。
葬儀が終わり、しばらくして近所の人から今後の家の管理について聞かれ
Aさんは「墓が近くにあるし、農業は出来ないけど家の様子を時々見に来て、草刈りや庭の掃除をします」と答えた。
Aさんは、結婚して当初はここで親と同居していました。
地元の付き合いも良く
私も婿養子でここに来たときは、色々教えてもらって世話になっていました。
Aさんは今でも毎週、車でやってきて家の中や庭、倉庫の掃除をしています。
年に数回は農地や家の周りの道路の草刈りなども。
私も車ですれ違った時などは、車を停車してよく世間話をします。
いまだにAさんは、近所や地元からも慕われています。
地元近所の人からすれば、本当にありがたいことです。
それでも、隣に住む人から
Aさんが週一で来ているにも関わらず
- 「庭先をイノシシが荒らしている」
- 「台風が来るから家の周りの物が飛ばないように気を付けた方がいい」
など色々とお節介な連絡が来るそうです。(当の連絡してる近所の人は悪気がもちろんない)
またその一方で、
違う人の例では、同じく空き家になり
その後、家や庭が荒れ放題となり
雑草や木が生い茂り、人が近寄れないような土地もいくつかあります。
もちろん、近所から苦情が出ています。
しかし、そういうケースでは
ほとんどが遠くに住んでいて地元ともまったく関りをもたない人です
近所の人も文句は言うけど諦めています。
この二つの異なる例ですが、結果は同じになっています。
どういう事かというと
どちらを選んだにしても苦情が出ている。
Aさんのように自分が育った土地をいつまでも大切にしたい。
そういう風に思う人がほとんどです。
ただ、誰もがAさんのように出来るとは限りません。
実際に田舎に住んでる私でも
週末や休みの日に車で通ってまで管理などできません。(やりたくないです)
それぐらい大変なことなのです。
親の家が空き家になって、その家に住まないのなら
未練はあるけど処分するのが最善の方法だと思います。
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田舎を体験するなら民泊がお勧め。

では、週末などに家族や友達で田舎を楽しむにはどうすればいいでしょうか?
よくテレビやネットなどで今流行りのアウトドアを週末楽しもう!
みたいな家族や友達と田舎の庭でバーベキューなど
楽しそうな演出をしている番組があります。
それを週末に何度も自分の田舎の実家でやると
近所からの苦情が波のように押し寄せることになるでしょう。
普段、田舎の世話は親や地域に任せて
自分たちは何もしないのに
都合のいい時だけ来てワイワイ騒いで
田舎を離れてまた自分の生活に戻る。
当然、近所の方が良く思わないのは当たり前のことです。(近所の妬みがほとんどの理由ですが)
お盆やお彼岸など帰省した時に
家族でバーベキューなどそういうのは全然かまわないと思います。
むしろ、田舎の実家に家族を連れて行って親を喜ばすのは大賛成なことです。
要は自分の都合だけで楽しむなら
観光地などの田舎体験や民泊を利用するのが望ましいということです。
まとめ
週末田舎暮らしについて色々と述べたが、それぞれの事情で出来る出来ないはもちろんあると思います。
もし週末田舎暮らしをする場合でも
以上で説明したことを少し頭の片隅にでもあれば、
田舎の近所付き合いもうまくいくと思います。
ただ、周りや世間体のために自分がつらい思いをしたり
嫌な思いをするのであれば
違った形を選択するのもいい方法なのかもしれません。
誰のためでもなく人生はあなたのものなのだから。

